キッチンに求めること
見積りの結果
出そろった見積りを見ると、価格の高いほうから順にオーダーキッチン、トーヨーキッチン、ウッドワンの順でした。
ウッドワンのスイージーは、無垢の木を使っていているのが最大の特徴で、木の持つ暖か優しさが感じられました。カタログも素敵な実例がたくさん掲載されていてキッチンへの夢がイメージしやすかったです。一つだけ、どうしても残念だったのが『ステンレスの質感』でした。私はそそっかしいので、熱いものを置いても気にしなくていいステンレス天板が希望。それも、トーヨーキッチンとオーダーキッチンでみたバイブレーション加工がよかった。ここまでは、ウッドワンもなんとかクリアしていたのです。ただ、シンクはバイブレーション加工ではなく、形も角が丸みをおびた普通のシンクしかありませんでした(私の検討していた当時です)。
最終的に候補に残ったのは、トーヨーキッチンとオーダーキッチンです。
オーダーキッチンを選んだ理由
最大の理由は、そこに立って料理することがイメージできたことです。使いやすそうだったのです。料理することが楽しくなりそうな...。
また、湿気がこもりやすいシンク下をオープンにしてゴミ箱スペースにしたり、まな板を立て掛ける棚を付けたり、既製品にはない自由度が魅力的でした。
トーヨーキッチンのウリの一つである3Dシンク。大きくて使いやすいと思いますが、『60センチ幅の食洗機を入れるのにこんなに大きいシンク必要だろうか』、『シンクに蓋ができるのはいいけど、付けたり外したりするのたいへんだし、使わないときはどこに置くの?』、蓋にもなる重いまな板を使いこなせるかという不安もありました。
キッチンに求めること
家づくりで一番悩み、考えたのは『キッチン』のことでした。
私の好きなことは、「食べる、遊ぶ、寝る」です。『食べる』って幸せの源の一つだと思います。
『食べる』ためには、作らなくてはなりません。作るためには、メニューを考えて買い物もしなくてはいけないし、作れば片付けもしなくてはいけない。借家時代は、仕事で疲れたときなど手抜きの誘惑に負けやすい家事NO.1でした。
ヒロシは、帰宅が遅い日は私を気遣って『めんどくさいんちゃうん?食べにいこう』と言ってくれていましたが、本当は家でゆっくり食べたかったんだろうと思います。
『せっかく家を建てるんだから、家でおいしくご飯を食べさせてあげたい(食べたい)。』そんな思いがありました。そのために、できるだけ楽に効率よく作業ができる機能性、料理することが楽しくなるようなルックスもいいキッチンにしたいと考えました。そして、これから長く大切に使うために、経年変化を楽しめるような素材ということも重要な要素の一つでした。
いろいろ思い悩んだ結果、『キッチンにはお金をかけよう』という結論を出しました。予算内に収めるために中途半端なものにしたら、家を建てた意味が半減してしまうと思ったからです。少々無理をしても、満足度が高ければ住宅ローンを払っていくモチベーションも保てるというものです。とはいえ、見直す余地はないか見積書を眺めて考えました。
素材を見直す
ミーレの食洗機は、『楽に手際よく』という目的があるため外せません。
『ステンレスバイブレーション加工の天板&シンク』も、これが気に入ったからオーダーに決めたといっても過言ではないほど気に入っていたので、外すことはできません。
見直すなら、キャビネットの扉の素材しかありませんでした。オールステンレスで見積もりをしてもらったので、これが価格をかなり引き上げていることがわかりました。ステンレスのキャビネットを諦めるにしても、リビング側から見える部分については、経年変化を味と思える素材を使いたい。『木』も考えたのですが、キッチンの施工例を検索するうちに『モザイクタイル』が使えないかと思い立ちました。
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